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しんさん

小学校のプログラミング&電子工作クラブに伺って、出張ワークショップを開催しました。


小学校でプログラミング&電子工作を行なっているクラブに、出張で電子工作ワークショップを行ってきました。

このクラブでは普段は、ラズベリーパイという小さなパソコンを使ってスクラッチというビジュアルプログラミング言語でプログラミングしてゲームを作ったり、ロボットカーを組み立てて走らせたりしてそうです。

このクラブの番外編の活動として声をかけて頂き、littleBitsを使ったワークショップを開催させて頂きました。

参加者は5年生3名、4年生2名、3年生2名の7名。いつも通りlittleBitsの使い方を学んだあと、紙工作を合わせた自由工作を行いました。

普段から電子工作やプログラミングをやっている子どもたちなので、飲み込みも早く、どんどんいろいろな繋ぎ方をして、それぞれのモジュールの意味を自分で見つけていきます。

「そういうことか!」という発見の声もたくさん聞こえました。

ちなみに、これっていわゆるAha momentですね。

Aha moment とは、日本ではアハ体験と呼ばれる「そうだったのか!」と自分で発見する瞬間のこと。英語では、「そうだったのか!」というときにを「A-ha」と発声するのでこう呼ばれています。例えば、アルキメデスがお風呂でエウレカと叫んだこととかも、Aha Momentですね。私は、楽しさや好奇心を育てる上でこのAha Momentが大切な瞬間だと考えてます。人は、自分で発見し、自分で合点がいった瞬間に、知的刺激での楽しい気持ちを感じます。ワークショップは短い時間ですが、子供たちにも自分での試行錯誤の中で、そんな瞬間の体験をしてもらったらいいなと思ってやってますので、今回、それをこどもたちが感じてくれたことは、プログラム提供側としてとても嬉しかったです。

今回の作品を一つ紹介します。

これは、テストの点が悪いと、イヤな音がするという機械。デジタル数字のところに、100引く「テストで自分が取った点」の数字を入れよ、という指示になってます。

例えば、80点を取った人なら100ー80の20を入れよとの指示で、ディマーモジュールのつまみを回して、数字が20になるように調整します。20ぐらいだと、音はならないのですが、それがテストの点が30点だと、100−30で、70に数字を調整することになります。そうすると電流が多めに流れてブザーの音がなるという仕組み、数字が大きければ大きいほど、大きい音がなります。つまり、テストで悪い点を取ったひとほど、大きな音に悩まされる、ということです。回路自体はシンプルなのですが、どこからそんな使い方の発想がでてくるのか、、素晴らしいクリエイティビティです(^^)

この子は、この写真のあとさらに改造をしていて、サーボモーターを接続し、その先にストローでハンマーを作り、テストの点が悪いと、自分の頭が叩かれる、という仕組みを作ってました。「これがあれば、ママやパパが怒るかわりに、この機械が怒ってくれるね」と、笑って一緒に話をしました。

こどもたちの発想力はすばらしいですね。

そんな、それぞれのアイデアを形にした作品ができあがり90分のワークショップが終わりました。

今回、声かけをいただいたクラブのみなさま、ありがとうございました!

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